ノワール深月

それを背負うのは誰?~幸せのランドセル

  1.  

こんばんは。ノワール深月です。

ではでは。本日の話題はランドセルです。

 

新一年生のお子さんの元にはそろそろ

新しいランドセルがやってきている頃かと

思います。

 

ランドセル選びはお子様にとって

人生で最初の大きな決断になる場合も

あると思います。

 

6年間飽きずに使えるかな?

高学年になったときに

こんなのイヤって思わないかな?

 

小さな子がそういうことを

大人と相談する良い機会でも

あると思います。そして

使う本人の意思を尊重する

貴重な機会でもあると思います。

 

ランドセルはパパやママが

買ってあげる場合もあれば

おじいちゃんやおばあちゃんからの

プレゼントとして贈っていただく場合も

ありますね。

 

いずれの場合もランドセルを

実際に背負うのは新一年生である

お子様です。

 

選ぶときにお子様は色などの好みを主張しましたか?

それとも「買ってもらえた」ということだけで

十分満足していますか?

 

私たちの世代だとランドセルは

男の子は黒、女の子は赤、が当たり前

でした。

しかし今は色も豊富な上

色々なブランドとコラボしていたり

色以外の面でもバリエーションが豊富。

たくさんある中からわが子がどれを選ぶのか

一緒に見ていてもワクワクしたのを覚えています。

 

色選びについては

また後日別の機会にも

話題に出すかもしれないのですが

印象的だったのは娘の時のこと。

 

当時の我が家は海外に住んでいたので

日本で購入するのであれば帰省の

限られた時間の間に

急いで購入しなければならず。

 

そんな状況の中で

娘のランドセルを購入することに

なりました。

当時気に入っていたキャラクターの

ものが欲しいと言い出したのですが

お取り寄せではなく、店頭にある現物を

買わないといけない状況。

その中で娘が決めたのは

明るめのピンク色のものでした。

 

かわいい色だし似合いそうだなと

思った反面、頭をよぎったのは

キャラクターやこの色が

飽きてしまうのではないか?

ということでした。

なので本人には、

「6年間ずっと使えるかな?

この色、このキャラクターは

6年間イヤにならないかな?」

とランドセルを前に念押しを二回ほどしました。

 

本人は絶対に6年間使う!

と強く誓ったので購入しましたが

やはり実家の母は黙っていませんでした。


滞在していた実家に

箱に入ったランドセルを持って帰ると

「あら、買ったの?」と言い

さっそく見たがったので箱の蓋を

そっと開けて箱に入った状態で

見せるととたんに顔が曇りました。

 

理由は「普通の赤」じゃなかったから。

もし私の実家に買ってもらうことに

なっていたとしたら、娘が6年間

背負うのはランドセルという形の

決めつけ。

娘は色にもこだわるタイプですから

「女の子は赤に決まってる!」などと

勝手に決めて買い与えられたりしたら

納得しなかっただろうし

それを6年間背負う気持ちを考えると

自分たちで買ってあげるということに

決めていてよかったと思いました。

 

ほぼ毎日使うものだけに

本人が気に入ったものを

使ってほしい。

それに「決めつけ」ではなく

「幸せ」を背負って歩いていってほしい。

そう思ったので母には申し訳ないけど

母の曇り顔はスルーしました。

 

さて娘ですが6年間、嬉しそうに

ピンクのランドセルを約束通り

卒業まで背負っていましたよ。

選んだ時の笑顔は卒業まで続きました。

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