お知らせ

根っこがからまる時~不登校児と周りの大人たち~

こんばんは。ノワール深月です。

今日は不登校の話題です。

 

この時期は「今年度は学校復帰ならず…!」

と肩を落とす方がいらっしゃる時期かと

思います。

我が子が不登校や五月雨登校の経験者だった

ということもあって、この時期は特に

不登校についてのご相談が多いです。

 

我が家の場合もそうでしたが大半の場合

当事者の親と周りの大人たちとの間では

土の中で色々な植物の根っこが絡まる

かのように、大人同士の状況が非常に

ややこしくなっています。

 

子供自身の気持ちはどこへやらの状態で

周りの大人たちが騒ぎまくることで

ややこしくなっているんです。

 

例えば…

 

 

「こうなったのは母親(または父親)である

〇〇さんの育て方が悪かったせいです!」

と吠える祖父母たち。

「少しでも学校に来てほしいという気持ちは

汲み取ってもらえないのですか!」

と叫ぶ学校の先生方。

 

「このお守りを持っていればきっと学校へ

行くようになるよ!元気出して!」

とお守りをプレゼントしてくれるママ友。

 

みんなそれぞれの形で何かしら

気にかけてくれているとは思うのですが

 

本人の気持ちについてフォーカスしていない

場合がほとんどです。

 

「とにかく学校へ行くようにしましょう」

ということばかりにフォーカスしているので

 

学校へ行けば解決すると声高に

唱えてしまっています。

 

そんな風に根っこがからまっている中心部分に

いるのは、膝を抱えて殻に閉じこもっている

お子さん自身。

 

からまった根っこの中心部分で

さらに苦しんでいます。

つらくて閉じこもっているお子さんが

さらにつらくなってしまうんです。

 

そしていずれの場合も

「育て方が悪いというわけではない」という場合が

ほとんどです。なのに身内に責められたら

やってられません。

 

「少しでも学校に来てほしい」と吠える先生にしても

無理やり登校させる意味はあるのでしょうか?

この言動で保護者が追い詰められて

ますますややこしくなっている場合だって

少なくありません。

 

そして親切心とはいえ、お守りをプレゼントする

ママ友たち。

気にかけてくれるのはありがたいけど

その行動は「学校に行かせなきゃ!」という

無言のプレッシャーになってしまっています。

 

本来の目的は閉じこもっている本人が

殻から出てこられるくらいに

元気になることのはず。

 

それを周りの大人が騒ぐことで

殻が幾重にも根っこにガードされて

ちょっとやそっとじゃ出られなく

なってしまいます。

 

そして何より「元気をなくしている

お子さん」を見守っのしている親御さん!

堂々としていてください。

 

仕事だって行けれる状態なら行けばいい。

ランチやお買い物だって楽しんでOK!

お子さんは「学校に行っていない」

というだけで悪いことはしていません。

 

「とは言っても、ねえ…。」と

ためらってしまう方は私たちのところへ

いらしてください。

札幌店のメンバーに話してみませんか?

少しでもみんなが元気に過ごせますように。

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