そのハンドルは誰のもの?
こんばんは。ノワール深月です。
志望校選びや「ラン活」が始まろうとする
こんな時期だからこそ、今日は久しぶりに
親子関係のお話しです。
人生って車に例えると、運転するのは
本人。つまり、運転席に座るのは本人。
車を普段運転しない方の場合は遊園地の
ゴーカートを思い浮かべてみるとピンと
くるかと思います。
「よし、運転するぞ!」と意気揚々と
ゴーカートのハンドルを握っているところへ
「運転してあげるよ。」なんて言って、
誰かが運転席に割り込んできて、ハンドルを
奪ったらどう思う?
「運転してあげるよ。」って何?って
思いませんか?
自分で運転するために運転席に座って
ハンドルを握っているんですよ?
正直「やめてくれ~!」って思いませんか?
自分で運転しようとしているところへ
ハンドルを奪われたら、ただの迷惑じゃない
ですか?
この、「運転席割り込み事件」または
「ハンドル強奪事件」とも言うべきこの案件、
親子関係によくあるんです。
自分で考えて進みたいのに
「あなたはこの道(進路)がおすすめ」
とか
「こちらの道(進路)に進んで欲しい」
などと
進路を親が勝手に決めてしまうパターンです。
それってどう?
そのお子さんの人生という道を運転するのは
お子さん自身ですよ?
例えば近くに居させたいという理由だけで
お子さんを遠くへ出さないなど、
物理的な距離を無理に詰めておいても
気持ちの距離はぐんと広がって、
近くにいても近寄ってこないお子さんに
なってしまったりする可能性大です。
思い切って、お子さんの人生のハンドルは
お子さんに気持ちよく渡してあげませんか?
こういう時にドンと構えて送り出すのも
親の役目。
そして冒頭にも少し触れましたが
「ラン活」にしても然り。
ランドセルをお子さん自身の意思で決める
ということが、
「自分のことを決める」ことの第一歩
でもあります。
大げさに聞こえるかもしれませんが、
お子さんの意思を尊重して、話し合いを
経て物事を選択していくというプロセスは
その後の志望校選びにもつながると
言っても過言ではありません。
まだ小さなお子さまの好みを100%
取り入れて、ランドセルを選ぶのは、
無理があるとは思いますが、
話し合いをして、お互いが納得のいく
ランドセルに決めることで
「自分の意見を取り入れてもらえた」
という信頼感に繋がるとしたらそれは
大きな一歩に繋がります。
「この子には絶対にこの色が似合う!」
と大人側が決めつけたくなるほど、
大人から見たらステキな色に出会って
しまうかもしれません。しかし、
実際にそれを背負って過ごすのは
お子さん自身です。
それはお子さんが気に入った色かな?
志望校にしても同じ。
通うのはお子さん自身。
納得のいかない場所で過ごすことと、
大人の事情と、どちらが大事か?
どうしたら良いのか迷ったときには
占いに頼ってくださいね。
どうしてお子さんのハンドルを
奪いたくなっているのか?
お子さんと歩み寄れるポイントは
どこにあるのか?
お互いがハッピーな春を迎えらえるよう
全力でご相談に乗らせていただきます。
noir
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