人生の悩み

今年最後に考えたい「お金」と「幸せ」の話

正直に言います。

私はこれまで、何度も失敗してきました。

 

お金のことで判断を誤り、遠回りをし、

「こんなはずじゃなかった」と思う場面も

一度や二度ではありません。

 

だからこそ、

このテーマを軽い気持ちでは書けません。

 

「お金があれば幸せになれるのか?」

この問いに、

ずっと振り回されてきた側の人間だからです。


お金があれば、すべてが解決すると思っていた

30代中ばまで、私はどこかで信じていました。

「お金さえあれば楽になれる」
「余裕ができれば幸せになれる」
「稼げるようになれば、もう苦しまなくていい」

だから必死でした。

 

無理をしすぎて心身に不調をきたし

何も出来ないときもありました。

 

自分の感覚を後回しにして、

正しそうな選択を繰り返していました。

 

確かに、お金が増えた時期もありましたが

その一方で、心はどんどん

置き去りになっていったのです。


お金はあるのに、満たされないという感覚

欲しいものは買える。

生活に困っているわけでもない。

 

それなのに、夜ふと立ち止まったときに

湧いてくる虚しさ。

 

「私は、何のためにここまで来たんだろう」

「これで、幸せって言えるんだろうか」

 

そんな問いが、

何度も胸の奥に浮かびました。


私を救ったのは「誰かの役に立てている」という実感だった

その感覚が変わったのは、

誰かの役に立てたと感じた瞬間でした。

 

大きなことじゃありません。
派手な成功でもありません。

 

「助かりました」
「話せて楽になりました」
「あなたがいてよかった」

 

そんな言葉を受け取ったとき、胸の奥に

確かな温度が戻ってきたのです。

 

ああ、私はこれが欲しかったんだ、と。


なぜ、儲からないことをやめられない人がいるのか

世の中には、

十分すぎるほどお金を持っているのに、

 

あえて「儲からないこと」を

続けている人がいます。

 

昔の私は、それが理解できませんでした。

でも今なら、はっきり分かります。

 

その人たちは、その場所で

「誰かの役に立っている自分」

感じられているのです。

 

数字では測れない。

でも、生きる力になる。


お金は、幸せの代わりにはならない

お金は大切です。

現実から目を逸らしてはいけない。

 

でも、お金は

「幸せそのもの」ではありません。

 

幸せに向かうための手段であって、

目的ではない。

 

どこへ使われ、
誰とつながり、
何を生み出しているのか。

 

そこに、人は

本当の満足を感じるのだと思います。


今年の終わりに、過去の私と同じ場所にいるあなたへ

もし今、

「もっと稼げば、何かが変わるはず」
「まだ足りないから、満たされないんだ」

 

そう思っているなら、

それは間違いではありません。

 

私も、そこを通ってきました。

 

でも、どうか一度だけ、

別の問いも投げかけてみてください。

 

「私は、誰の役に立てているだろうか」
「どんな形で、関われているだろうか」

 

その答えの中に、来年を生きるための

まったく違うヒントが眠っています。


お金があれば幸せなのか。

この問いの答えは、金額の中ではなく、

誰かとの関係性の中にあるのかもしれません。

 

これは、遠回りをして、痛い目を見て、

それでも生きてきた私からの、

今年最後のメッセージです。


もし今、「自分は何のために働いているのか」「この先、どこへ向かえばいいのか」そんな問いが心に残っているなら、一人で答えを出そうとしなくて大丈夫です。鑑定では、
・今までの経験がどんな意味を持っているか
・これから、どんな形で人や社会と関わっていくと満たされるのか
を、あなたの状況に合わせて整理していきます。

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