ノワール深月

不登校と実家~悪いことばかりじゃなかったな~

こんばんは。ノワール深月です。


不登校と実家との兼ね合いについての話題です。


息子の不登校が始まった当初は

実家からは色々と言われました。

 

特に母は世間体が大好きなだけに

「そんなこと受け入れられない」

と言わんばかりの様子でした。

 

娘である私には

学校へ行かないという選択肢を

与えようとすらしなかったのですから

 

孫にもそんな選択肢を与えようなどとは

カケラほども思っていないようでした。

 

なので不登校が長期化しだした当初は

実家が何を言い出すのかとヒヤヒヤで

 

余分なストレスを感じていました。

 

「そんなに世間体が大事なわけ?

こんなことまで口出しするわけ?」と。

 


しかしある日のこと

事態はひっくり返りました。

 

我が家に両親が来たときに

息子がうつろな目をして

「死にたい」

と言いながら目の前をヨロヨロと

歩いていったのです。

 

それ以来ぱったりと

登校を促すようなことは言わなくなりました。

 

さすがに当時小学生だった息子の

そんな姿は相当なショックだったのでしょう。

 


それからは

「息抜きしなさい」

と平日に息子を預かってくれたり

 

息子のことで手がいっぱいのときに

 

娘の習い事の送迎などの

フォローをしてくれたり

 

「最近どう?」

と控えめに私に聞く程度に

とどめてくれたりと

 

とても協力的に動いてくれるようになりました。

本当にありがたかったです。

 

そして義実家との兼ね合いですが

そういうことをあまり気にしない家なので

 

ありがたいことに

「嫁(私)のせいで孫が不登校になった」

などという扱いを受けることもなく

 

ただ私や子供たちの体調を

心配していてくれました。

 

時には

 

「学校に行ってないなら

何日間か遊びに来たら?」

 

と息子を数日間預かってくれて

色々とお楽しみタイムを

作ってくれたりなんてことも。

 

今思えば

恵まれていた方だと思います。

義実家にも本当に感謝しています。

 


また後々お話しするつもりですが

こういう時に周りがとやかく言うと

たいていの場合は

当事者の家庭に影響が出ます。

 

きょうだいも不登校になってしまう

とか

夫婦仲に影響が出て離婚を選択する

なんてこともあります。

 


話は逸れましたが

 

日ごろは無茶ぶり大魔神な母も

この時はかなり協力してくれたし

 

以前ほどの無茶ぶりはしてこなくなりました。

 

母に対しての気持ちも

無茶ぶりばかりで見えなくなっていた

母の思いやりや優しさに気づくことができ

「色々あっても親子ってこういうものなのかな」

と思えるようになったので

複雑ながらも悪いことばかりじゃなかったように思います。

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