ノワール深月

イチバン~自分の中の妖怪~

こんばんは。ノワール深月です。

妖怪シリーズのお時間です。

 

本日ご登場いただく妖怪さんは

「イチバン」です。

 

この妖怪は棲み主さんに

どんな行動をさせるかというと

「一番〇〇なのは自分である!」

と主張させます。

 

つまり…

マウントを取らないと気が済まない

という心理状況にさせます。

 

例えば貴方とある人の間に

共通の友人がいるとしましょう。

 

貴方に向かって

「自分のほうが(共通の友人と)親しい!」

とやたら主張します。

 

場合によっては

 

自分が一番みんなに好かれているとか

人から頼られているから大変なんです!

 

と意味不明なことも言い出します。

 

こういう場合は、かなりの確率で

言い分と現実は違うんですけどね。

 

何を言っても張り合ってきますので

こちらが大人になって

 

「ハイハイ。あなたの方が親しいんですね」

「人気者は大変なんですね」

 

と手綱を渡したほうが賢明というものです。

何せ妖怪さんが活発化している人には

正論は届きませんから。

 

そして先日の「フコウ」発動中の場合と

似ている部分もあります。

 

「自分のほうが苦労しているから

アンタの大変さなんて比じゃない!」

ということを言い出す場合もあります。

 

どれだけ親しさや不幸加減を

アピールしたいわけ?

 

と言いたくなるくらい延々と言い続けます。

 

そして…

思っている状況と現実のギャップを

知ったときにはまた始まりますよ~。

 

「友達に裏切られたから自分が一番不幸~!」

と。

 

実は裏切られたわけではなく

周りから距離を置かれているという現実を

見せられても本人が直視していないだけ。

 

めんどくさいですよね。

 

例によって

めんどくさい奴認定の対象です。

 

自分に自信がないがために

マウントを取ってしまいたくなる気持ちは

誰にでも少なからずあるのですが

 

踏みとどまれないと「イチバン」が

イヒヒと起き出してきて活発化してしまうので

 

どんどん現実が見えなくなって

偽物の自信のもとに暴走してしまうんです。

 

こういうカッコつけより

ありのままの自分の方が

本当はずっと魅力的なのにね。

 

「もしかして…!」と思った方。

こうして気づいた貴方は

そのままで充分、魅力的です。

 

これを機に「イチバン」には

お休みいただきましょう。

 

「イチバン」には

虚勢を張ってでも勝負を

しなければならないときにだけ

活動していただけばOK!

 

ありのままの自分で勝負しよう!

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