子育て

【子供が死ぬほど嫌いだった私が】2人の子供を可愛いと思えるまで

「何あのうるさい子供」

 

「親は何してるの?」

 

スーパーなどに行くと、

いつもそういう目で子供やお母さん達を見ていました。

 

 

時には子供を捕まえて、

 

「ちょっと静かにしなさい」

 

なんて言ったりもするほど、

子供の声や騒ぐ姿に神経質でした。

 

私は20代で結婚しましたが、

「子供を産むつもりは無い」と周りにも公言していました。

 

友人たちが続々と出産と育児をしている中、

《私とは別次元だな》と眺めていたのです。

 

 

しかし32歳のとき北海道に移住し、

大きく環境が変化します。

 

35歳のとき急に

「私はこのままだと(子供を産まないと)

人としてダメだ」

と突然、脳裏をよぎったのです。

 

 

そして36歳で初めての出産。

 

42時間を超える超難産で、

最後は吸引分娩という体力気力とも限界の状態での育児スタート。

 

そこからが悲劇の始まりでした。

 

 

長男が生後2ヶ月くらいのとき、

急に希死念慮に襲われ始めました。

 

 

こんなに可愛いはずの赤ちゃんが

全く可愛いと思えない、私はおかしい・・。

どんどん自分を責め始め

食事も食べられなくなり、

寝ることもできなくなり、

 

最終的には長男を抱っこすることも出来なくなりました。

 

 

このままだと私は

本当に死んでしまうのでは?と心配した夫は、

 

会社に異例の介護休暇

(育児休暇は男性は取れない会社なので)

を申請し、4ヶ月の休職。

 

 

医者から処方された抗うつ剤は

身体機能を低下させるだけで、

私の心の辛さを軽減することはありませんでした。

 

しかし、突然服薬をやめたため、

リバウンドで2回目の試練が訪れます。

 

 

毎日「死にたい、死にたい」

そればかり口にするようになり、

 

感情の変化も大きくなり、

泣き叫んだり、

 

なれない育児をしながら、不安定な私と、

夫の精神状態も限界に来ていました。

 

 

北海道に移住してきているので、

近くに気軽に頼れる人もおらず・・・。

 

 

その時出会ったのが

自然療法やヒーリングでした。

 

 

そんな状態から半年ほど、

私は劇的に快方へと向っていきます。

 

 

私が異常なまでに、子供が嫌いだった理由は

 

 

「子供時代に子供らしく過ごせなかったこと」

 

これが原因でした。

 

 

喧嘩ばかりしている両親、

精神障害のある姉、

 

そのような家族の中で私が唯一

家族の仲を取り持ち、

しっかりしている役割を勝手にしていたからです。

 

 

「私はよい子にしていよう」

 

「お母さんを悲しませたくない」

 

そんな想いでした。

 

 

長男を出産後から6年後、

次男を産むときはすでに私は全くの別人のようになっており、

 

お産も超安産、

「赤ちゃんってこんなに可愛いんだ」

と純粋に感じながら育てることができました。

 

 

あんなに子供が嫌いだったのに・・・

 

自分の過去に向き合い、

精算し、感謝し、今があります。

 

 

もし、子育てに悩んでいる人がいたら、

力になれます。

 

子供はお母さんのことが大好きなのです。

 

自分を責めすぎず、

子供に八つ当たりせず、育児はできるのです。

 

子育ては人生で最大のクリエイティブな仕事だと感じています。

 

だって、

誰しも命がけで産むのですからね。

 

そしてあなたも、

あなたのお母さんが命がけで産んだのですよ。

 

それを決して忘れないで下さいね。

橘メルロ

 

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