ノワール深月

育った環境ってヤツは!2 ~愛犬が気づかせてくれたこと~

こんばんは。

ノワール深月です。

 

世間的には私は

家族に可愛がられて育ったと

映るようですが

 

実のところ

家族が私を

愛していなかったわけでは

ないらしいのですが

 

場合によっては

条件付きの愛情を

もらっていたので

 

愛し方を分からずに

育ったように思います。

 

そんな私は

結婚してから間もなく

まだ子供がいない時期に

 

愛犬(先代犬)を家族に迎えました。

 

もともと犬が好きで

犬を飼いたいと言い出したのは

私ですが、動物が好きな夫も

賛成してくれてのことでした。

 

なので私も夫も

愛犬がかわいくてたまりませんでした。

 

しかし私は

この犬にどうやって

可愛くてたまらないという

この気持ちを伝えようかと

モヤモヤとしていました。

 

そして

苦しくなることもありました。

 

犬を躾ける場面で

思うようにいかず

 

イライラしているときに

 

「もしこの犬の首を絞めてしまったら

犬はどんな気持ちになるのだろう?」

 

と非常にバイオレンスな感情が

湧いてきました。

 

その時は自分でもゾッとして

我に返りました。

 

あるとき

夫が犬の頭を撫でて

微笑んでいる様子を見て

 

「可愛いと思ったら撫でればいいのか」

 

とハッと気付きました。

 


可愛い、愛しいと思うことは

理屈じゃない。


こんなことを思うのは、何かある。

 

そう思って記憶を探っていくと

 

100点取ったら愛してあげる、とか。

賞を取ったら愛してあげる、などなどの

 

条件付きの愛情の記憶やら。

 

「大変なんだから仕方ないじゃない!」

「テストの点数が悪かった!」

 

などと就寝中にたたき起こされて

暴力を振るわれた記憶。

 

辛くて蓋をしていた記憶だけに

記憶に向き合うのは辛かったし

相手への怒りが再燃したりと

ずいぶん辛い作業でした。

 

あのタイミングで愛犬を迎えたことは

この記憶を蘇らせるための

大事なチャンスだったように

思います。

 

この記憶を認識してから

子供を授かって

子育てをスタートできたのは

にラッキーでした。

 

育った環境ってヤツは

実に皮肉な記憶を

植え付けてくれます。

 

しかし

タダで起きる私ではありません。

泣いてただ、耐えていた

小さな私はもういません。

 

気づかせてくれた

先代犬への感謝を忘れず

 

この経験も自分の財産に

変えていけますようにと

思っています。

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