ノワール深月

「だから話したくなかったのに!」~親子関係~

こんばんは。ノワール深月です。


今日の話題は私の母のことです。

 

このタイトルを見て

どう思われましたか?

 

これは…

多感な時期に母に幻滅したときに

私が母に投げつけた言葉なんです。

 

何があったかというと…


中学生だった当時

友人関係で悩んでいました。

 

仲良しグループの中で

誰かがあぶれたりせずに

みんなが仲良くやっていけるのかと

不安で眠れなくなってしまった夜。

 

布団にくるまって悶々としていたら

涙が溢れてきて

かといって声をあげるわけでもなく

静かに横になっている状態でした。

 

そこへ母がたまたま

暗い部屋に入ってきて

いきなり部屋の電気を点け

 

「何を悩んでいるの!」と。

 

しかし私は

 

「ほっといて。何でもないから!」と。

 

中学生の私はすでに

母にあまり期待もしていなかったし

そんなことをわざわざ

話したくなかったんです。

 

しかし母は退きません。

意地になって部屋に座り込みました。

 

「話してくれるまで

お母さんは出ていかない!」

と何度も主張して

本当に居座ってしまいました。

 

そこで仕方なく話しました。

 

どうなったと思いますか?

 

話しているうちに母の表情が

みるみる険しくなり

 

「そんなことで悩むなんて情けない!

そんな子に育てた覚えはない!」

と繰り返し言ったんです。

 

じゃあ何のために

居座ってまで自白させたんだか。

 

無理に自白させられた上に

踏みにじられるなんて

もう最悪です。

 

今でもこの時の母の行動は

理解できません。


そこでタイトルの言葉を

母に投げつけたのです。

 

「だから話したくなかったのに!」と。

 

それから数分間「情けない」

繰り返した末に

母はやっと部屋を出ていきました。

 

部屋を出て行ったときも

「情けない」

吐き捨てるように言いました。

 

それが何回目の「情けない」なんだか

数えようがないくらいでした。


この出来事も

母への不信感の一部となって

私の中に積もっていったのは

言うまでもありません。

 

しかし親子って本当に不思議なものです。

完全に断絶できないんです。

 

こんなことがあってもまだ

愛情を信じたい。だから苦しい。

 

完全に断絶できないのは

最終的には自分の意思。

 

その自分の意思は

 

何があっても完全な断絶を

望んでいないんです

 

本当は愛されたかった

愛されていると感じたかった

というお話しです。

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