プロデュ~恋する妖怪たち~
こんばんは。ノワール深月です。
今日は妖怪シリーズです。
本日ご紹介させていただきます妖怪さんは
「プロデュ」です。
この妖怪さんがどんな行動を取らせるか?
というと…
パートナーをやたらとプロデュース
したがります。
「センスを良くしてやる」
とか
「自分の方がセンスが良いから」
などど言って、服装その他諸々を
相手を自分の好みにプロデュース
したがるという
まさに「余計なお世話」なことを
させる妖怪さんです。
例えば服装のことで異を唱えれば
「じゃあ、その服は俺(私)の前では
着ないでね。」
などと、何様的な発言までします。
〇〇ハラスメント的言動です。
好きな服も着させないのですから。
この時点で、
相手にそこまで陶酔していない人
または
冷静になれる人
ならば
「じゃあ、サヨナラ!」と
この「プロデュ」のループから
抜け出せるのですが
もう相手のことが好きでたまらなすぎて
色々と見えなくなっている場合は
あっさりと言いなりになってしまうので
本人の個性はどこへやら~
ということになってしまいます。
それで満足なら、お互いの需要と供給が
合っているので問題ないです。
満足している二人の話はヨシとします。
しかし…
相手が満足していない場合は
続きませんので、棲み主さんは
その時にとても後悔します。
そして
「もう押し付けたりしないから
戻ってきて!」
と復縁の懇願をします。しかし…
たいていの棲み主さんは、
また別の形で「余計なお世話」を
繰り返します。
なぜなら、ありのままの相手を
尊重していないから。
相手に我慢を強要しているから。
もし自分がその立場だったらどう?
その状況でのお付き合いは楽しいですか?
相手に操作されるお付き合いは魅力的?
実は、この棲み主さんが一番好きなのは
相手自身よりも自分自身。
相手をプロデュースすることで
「自分はセンスが良い」と
思い込んでいる自分自身なのです。
もっと言うならば
「誰かをプロデュースしている自分」
の絵図が欲しいだけかも?
それって悲しいですよね。
相手は人形でもお飾りでもないんだから。
みなさんがお飾りでなく本当の意味で
誰かを好きになれますように。
noir
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