ノワール深月

人の〇〇で相撲を取る~親子関係~

こんばんは。ノワール深月です。

先日、ある先生のブログで

「勝ち組」「負け組」についての話題を

読ませていただいたときに思い出したこと。

 

それは母のことでした。というのは母は

自分の子供(つまり私や兄)の人生で

「勝ち組」になろうと躍起になっていました。

 

「友達の子供よりも良い学校に行かせたい!」

「親戚の誰よりも良い成績を取ってほしい!」

「近所の誰よりも良い会社に就職させたい!」

「友達の子供よりも良い結婚相手を!」

という具合です。

 

残念ながら私はその願望をほとんど

叶えてあげることはしませんでしたので

母としては面白くなかったことでしょう。

 

しかしそんな思考を未だに鎧のように

まとっています。そんなわけなので

 

「母君、苦しゅうございませんか?」

聞きたくなるくらいです。

なにせ現在は孫までいるわけですから

対象が拡大され、本人としても

鎧を脱ぐ気もないでしょう。

 

おかげで外孫であるうちの子たちが

高校や大学に受かったときには

光の速さで自分の友人に言いふらし

光の速さで「おめでとう!」という

LINEが私のところに届いたので

それはそれは驚きました。

 

自分自身が「勝ち組」になろうと

すること自体どうかと思いますが

人の経歴でそれをやろうとするあたり

まさに恐るべし!

 

「【勝ち組=幸せ】というモノサシは

捨ててください」という話ですが

このように自分の子供や孫のことで

勝ち組になろうとするなんてまさに

人のフンドシで相撲を取るようなもの。

 

すでに高齢者の仲間入りをしている母ですが

未だにそんな風に相撲を取り続けています。

 

身内の経歴で「勝ち組」になることは

母のモノサシで測ると幸せの部類に

入るようです。

 

でもそれって母の自己満足だけで

本人が元気に過ごせているか?という

こととは別次元の問題であるので

うちの子たちの進路で勝手に幸せを

感じられてもね、という話です。

 

とはいっても今のところ母に対して

とやかく言うつもりはありません。

 

というのは私や子供たちの幸せは

それぞれ自分で決めるから。

 

こちらに口出しをしてこない限り

お年寄りの楽しみだと思って

そっとしておきます。

 

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